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株価キャッシュフロー倍率(PCFR)





定義:


PCFR(株価キャッシュフロー倍率)とは、当期純利益に減価償却費を


足し戻したもので、企業の成長性を見る指標。





◆数字が小さいほど割安。◆勢いがある。








※PCFRのキーワードは減価償却費。





設備投資した機械などは、一度に費用として計上するのではなく


機械の劣化に合わせて数年に渡り償却していく。


これを減価償却費という。





減価償却するということは、機械などの固定資産を事業で使い


価値が年々減っていく分を会計上処理するということ。


直接現金のやりとりはない。





簡単に言って帳簿ではコストがあるが実際のお金は支払っていない。





計算式


PCFR=(株価)÷(一株あたりのキャッシュフロー)


一株当たりキャッシュフロー=(当期利益+減価償却費)÷発行済株式数





例えば


発行済株式数が2億株


利益も同じ100億円というA社・B社があるとする。





A社はガンガン設備投資をする会社


B社はあまり設備投資をしない。





A社の減価償却費は200億円。


B社の減価償却費は20億円。





単純にどちらが凄いと思いますか?


A社は200億円も減価償却をした上で100億円という利益を


残したわけですから、A社の方が勢いがありそうです。


(減価償却費は、実際の資金支出を伴わない会計上の見なし費用


なので、資金が会社内部に留保され次の設備投資への原資にもなる)








PCFR(株価キャッシュフロー倍率)は、PERと似ています。


減価償却費を取り込んでいるので、PERよりも成長性をより重視


している。





ちなみにA社・B社の株価が1,500円で1株当たり利益が30円とする。





PERは1500÷30で両社ともに50倍。


これでは比較できない。





これをPCFR(株価キャッシュフロー倍率)で見ると。





A社:


1株当たりキャッシュフロー=(100億円+200億円)÷2億株=150


PCFR=1500÷150=10倍





B社:


1株当たりキャッシュフロー=(100億円+20億円)÷2億株=60


PCFR=1500÷60=25倍





A社の方が割安ということになります。


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